現在、ウェブサイトのトップページなどにFlash(フラッシュ)コンテンツを導入している場合、今の段階から新しいフォーマットのものなどに変更されることをお勧めします。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
先週、米Adobe Systemsが『Flash』の開発と提供を2020年末に終了することを発表しました。
では、これによってどのような影響があるのでしょうか?
Flashコンテンツは新しいフォーマットへ
2015年から2016年にかけて、Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefoxの各ブラウザソフトはFlashコンテンツのブロックを開始しています。
つまり、現状においもブラウザの設定を変更しないとFlashコンテンツは表示されないようになっています。
これらの措置はFlashにおけるセキュリティ上の問題が多いことから行われており、結果、2020年末にはFlashの開発と提供を終了するということになったと思われます。
さて、そこで問題になるのがウェブサイトなどにおいてFlashコンテンツを導入しているケースです。
そのようなウェブサイトにおいては、各ブラウザにおける許可設定に関わらずFlashコンテンツが表示されなくなっていきます。
Flashの開発と提供が終了するということは、その後の脆弱性修正も行われなくなるため、ユーザーはFlash Playerをパソコン上などから削除していくことになり、Flash Playerを必要とするFlashコンテンツは表示されなくなるということになるわけです。
従って、現在Flashコンテンツを導入しているウェブサイトにおいては、HTML5やJavaScriptを用いたコンテンツなどに移植していく必要があります。
タイミングを見て、早い段階において新しいフォーマットのものに変更されることをお勧めします。
追伸:社内システムでFlashを使ったものが稼働している場合も同様のことが言えます。