2016年9月30日、あるパソコンのWindows10(Ver.1511/Build.10586)が自動更新によりWindows10 Anniversary Update(Ver.1607/Build.14393)にアップデートされました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
Microsoft(マイクロソフト)が2016年8月2日にリリースしたWindows10の大型アップデートとなる『Windows10 Anniversary Update』、すぐには自動更新されることはなく、今すぐ入れてみたいという人は手動でアップデートを行ったようですが、そこで最初の問題が起きています。
Anniversary Update最初の不具合
Anniversary Updateがリリースされた直後、Microsoft自体も認める不具合が起こりました。
それは、ある特定の環境下においてインストール直後にWindows10がフリーズしてしまう現象です。
特定の環境下とは、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)にシステムを置き、アプリケーションやデータを別のドライブに保存している場合のことでした。
その他の不具合もいくつか報告されているようですが、これが一番目についた問題であったかと思います。
(筆者の場合はこの段階ではアップデートしませんでした。)
Anniversary Updateの怪現象
リリースから約2ヶ月近くが経過しようとしていた頃、順次自動更新が始まっていたようですが、そこでも当初の不具合とは別の問題が起きていたようです。
1.ダウンロードが途中で止まってしまう
2.再起動のループ状態に陥ってしまう
3.アップデートが完了せず従来バージョンに戻ってしまう
4.マウスやキーボードが無効化されてしまう
このような現象が報告されているようです。
他にも筆者の場合には、一部のアプリケーションの設定情報が消えてしまうといった問題などが起きたりもしましたが、幸いにも設定をし直せば問題は解消される程度の問題しか起きませんでしたので大きなトラブルには発展しませんでした。
(知人のパソコンはWi-Fiのドライバーがブレイクしてしまいました。)
結論的には、Windows10 Anniversary Updateにはまだ問題が結構あるようですので自動更新を止めてしまうか、自動更新されても10日を経過する前に元のビルドに戻すなど、当面は様子見をする方が良さそうです。