Apple(アップル)は、何年も前から脆弱性が指摘されてきたハッシュアルゴリズム『SHA-1』を使った『SSL/TLS証明書』を無効にすることを表明しました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
既に大半のブラウザで対応が打ち切られている『SHA-1証明書』ですが、先日Apple(アップル)も無効とする方針を表明しています。
AppleもSHA-1証明書を無効化表明
最近では当り前になっている『Webの暗号化(HTTPS化)』において『SSL/TLS証明書』というものが必要になります。
その『SSL/TLS証明書』において『SHA-1』というハッシュアルゴリズムが使われたものがある(あった)のですが、今回、Appleはそれを無効化するというものです。
これに関しては『Google Chrome』、『Mozilla Firefox』、『Microsoft Edge』、『Internet Explorer』においては既に対応が打ち切られており、大手のブラウザの中ではAppleが最後になったという感じです。
Appleの対応としては、『iOS 13』と『macOS 10.15』において『SHA-1』で署名された証明書を信頼できないものとし、『SHA-2』のハッシュアルゴリズムを使用しなければならない規定を発表しています。
もし『SHA-1』の『SSL/TLS証明書』がそのまま使われていた場合、同OSのSafariiブラウザでのWebサイトの読み込みには失敗する可能性があるとしています。
この『SHA-1証明書』問題に関しては既に『Google Chrome』、『Mozilla Firefox』、『Microsoft Edge』、『Internet Explorer』においてWebサイトをブロックする対応がされていますので問題はないかと思いますが、古いバージョンのブラウザを使っている方は要注意であることと、万が一まだ『SHA-1証明書』を使っているのであれば即切り替えを行うことが必要です。