先日、『勤怠のExcel集計はナンセンス』という記事にて『勤怠管理』のあり方に触れましたが、もし導入するなら『オンプレミス』の『PC版(パッケージ版)』が良いのか、『クラウド版』が良いのか、どちらだと思いますか?

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
さて、今日は先日の記事『勤怠のExcel集計はナンセンス』の続き的なことをお伝えします。
勤怠管理はPC版(パッケージ版)かクラウド版かの選択
勤怠管理の導入に『PC版(パッケージ版)』を選択するか『クラウド版』を選択するかについては前提条件次第ではないでしょうか。
例えば、先日の記事でもご紹介した『従業員30人程度』の中小企業で、タイムレコーダーは1つで済み、特にサーバーを設置するような規模ではない場合などは『PC版(パッケージ版)』で良いのではないでしょうか。
よく『PC版(パッケージ版)』の方が初期費用が掛かるということを言われたりもしますが、上記の例であれば初期費用はそれほど掛かりません。
パソコンに勤怠データがリンクしているタイプのタイムレコーダー、勤怠管理を行うパソコン(スタンドアロン)、勤怠管理ソフト(タイムレコーダーに付属のものもあります)があればOKですし、勤怠管理ソフトそのものはそれほど難しいものではありませんので付属のマニュアルを見ながらでも出来てしまうレベルです。
つまり、自社内で完結してしまえるのであれば『出張サポート費用』も掛からないということになります。
(そのような場合でも電話での問い合わせなどは可能な場合が多いです。)
上記はあくまでも一つの例ではありますが、これをあえて『クラウド版』で試算した場合には約1万円/月程度の費用が継続的に掛かっていくことになりますので、2年目あたりからは『PC版(パッケージ版)』よりもコストが掛かっていく可能性が高いケースとも言えます。
つまり、このケースの場合はコスト的には不向きです。
昨今、さまざまなシステムが『クラウド版』にて提供されてはいますが、ケースによっては従来通りの『PC版(パッケージ版)』を選択する方が良い場合も大いにあります。