国税庁より、先日リリースされたWindows10 Creators Update、及びブラウザのIE(Internet Explore)に関する注意事項が公表されています。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
今日は、国税庁関連のウェブサイトに関して公表されている注意事項に関してお話しします。
Creators Updateでのe-Tax等利用の注意
先日リリースされたWindows10 Creators Updateにアップデートした場合において、以下のソフトにおいて画面が切り替わらない(処理中のままとなる)などの事象が発生する可能性があるようです。
・e-Taxソフト(WEB版)
・NISAコーナー
・FATXAコーナー
・多国籍企業情報の報告コーナー
原因はWindows10 Creators Updateの不具合のようで、当面の暫定対応が公表されています。
<当面の暫定対応>
1.ブラウザソフトのIE(Internet Explore)から、『ツール』⇒『インターネットオプション』を選択する
2.『インターネットオプション』内の『詳細設定』タブをクリックし、『セキュリティ』の中の『ネイティブXMLHTTPサポートを有効にする』のチェックを外す
上記の暫定対応にて正常に動作するとのことです。
TLS1.0及びTLS1.1のサポート終了
もう1つは、平成29年5月13日(土)以降、セキュリティ強化を目的として、暗号化方式である『TLS1.0』及び『TLS1.1』のサポートが終了します。
これに伴い、同日以降は『TLS1.2』に対応していない環境からは以下の対象ページが利用ができなくなります。
・国税庁ホームページ
・e-Taxホームページ
・確定申告書等作成コーナー
・公売情報ページ
・法人番号公表サイト
また、Windows XP(IE9以前)、Windows Vista(IE9以前)、Android 4.4以前(Androidブラウザ)においてはTLS1.2に対応していないことから、国税庁関連のホームページが利用できなくなります。
これらの環境以外でも、ブラウザのセキュリティ設定においてTLS1.2が有効になっていない場合は利用ができなくなるため、ブラウザ設定を確認しておく必要があります。
<ブラウザ設定の確認方法>
1.ブラウザソフトIE(Internet Explore)から、『ツール』⇒『インターネットオプション』を選択する
2.『インターネットオプション』内の『詳細設定』タブをクリックし、『セキュリティ』の中の『TLS1.2の使用』にチェックが入っていることを確認する(チェックが入っていない場合はチェックをし、『OK』ボタンをクリックする)
これらのアナウンスがされていますが、いきなり使えなくなると混乱してしまうため、予め確認をしておかれることをお勧めします。