Googleは、Google Ghromeユーザーから送信された使用統計情報を使ってHTTPS接続の普及状況を追跡した。
また現在、Google Chromeの利用率はMicrosoft Internet Explorerを抜いて1位のシェアがあり、全体の40%以上ものユーザーがいる。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
このブログにおいても何度か取り上げたウェブのHTTPS化に関して、少々興味深い記事を読みましたのでご紹介します。
それによると、『HTTPS ページの閲覧時間はウェブの利用時間の3分の2』に及んでいるのですが、国別の状況を見ると日本はそうでもありません。
HTTPS化に対する意識の低さ
国別の状況を見ると、日本においては他国の1/2程度しかHTTPS経由で読み込まれていません。
実際には、他国が43%~60%程度にまで普及してきているのに対し、日本では21%~32%程度にとどまっています。
これは世界的に見て非常に低い数字で、昨今さまざまなウェブに対する脅威が急増している中、やはり日本においては遅れをとっている感が否めません。
これは日本人の安全性に対する配慮が不足している気もします。
ユーザーファーストであれ
HTTPS化を行うにあたっては当然対応コストがかかりますが、それに対して中小企業や小規模事業者においてはHTTPS化の予算が確保できないのかもしれません。
しかし、ユーザーのプライバシー保護の観点からしても非常に重要なことであるため、是非ともHTTPS化への対応を進めていただきたいものです。
また、GoogleがHTTPSページをHTTPページよりも優先表示することに取り組んでいるのも、ウェブページであってもユーザーファーストでなければならないことからでしょう。
この先、ChromeブラウザはHTTPサイトへの警告表示も予定しています。
となると、それに直面したユーザーへのイメージは悪くなることになります。
今からでも遅くありません、HTTPのままであるウェブサイトは1日も早くHTTPS化されるようお勧めします。