Hotspot Shieldとは、米企業AnchorFreeが開発とサービスを行うVPN(仮想プライベートネットワーク)アプリケーションで、時には政府による検閲を回避するためにも使用されたものです。
また、日本ではソースネクスト社がOEM版としての提供を行ってもいます。
皆さん、あけましておめでとうございます。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
今年も引き続きよろしくお願いいたします。
さて、今年初めての投稿は、VPNソフトである『Hotspot Shield』に関する話しです。
『Hotspot Shield』というVPNソフトは、実は私自身も使用していました。
しかし、あることを理由に使用を中止し、すべてを消去しました。
Hotspot Shieldによる情報収集
このVPNソフト&サービス、昨年の夏に問題が取りざたされています。
ユーザーのトラフィックを追跡し、アクセス情報を第三者に販売していたとして批判され、ある団体が連邦取引委員会に捜査を依頼したとされています。
ただ、私はまだこの段階ではしばらく様子見というスタンスでした。
しかし、昨年末にあることに気付き使用を中止しました。
それは、iPhoneのパケットデータ通信の使用量が妙な数値であったため、設定にあるモバイルデータ通信の中でアプリケーション別のモバイルデータ通信容量を確認したところ、『Hotspot Shield』だけが突出した数字となっていたのです。
そして、再度確認する必要性があると思い、統計情報をリセットして再確認。
結果、再確認まで一切使用していなかったにも関わらず、たった2日~3日の間に50MB程の容量を消費していました。
未使用状態でこれほどの通信容量を消費することは通常考えにくく、やはり何らかの問題行為があると判断し、他のものも含めてすべてのデバイスにて使用を中止し、アプリケーションを削除しました。
Hotspot Shieldの公式サイトでは、『インターネットの匿名性』、『ノーログ』、『追跡や覗き見を防止』を保証していたにも関わらず、実際に行っていたことはユーザーを欺く行為であったと考えられます。
これらのことから、VPNアプリを使用する際は『Hotspot Shield』以外のものを選択されることをお勧めします。