PCとマウス、iPhoneとヘッドセットなど、さまざまなところでデジタル機器の近距離無線通信を実現しているBluetoothですが、複数のOSやファームウェアで脆弱性が存在するとの情報が出ています。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
昨日だったでしょうか。
Bluetoothの通信傍受などの脆弱性情報が出ていましたので、今日はそれをお伝えします。
Bluetoothに通信傍受などの脆弱性
Bluetoothの認証団体Bluetooth SIG(Special Internet Group)は、複数のOSやファームウェアにおけるBluetooth実装に脆弱性が存在し、中間者攻撃による通信傍受や改ざんの可能性があるとしてBluetoothの仕様を更新したことを発表しました。
これは、ペアリング技術などに脆弱性の影響があるとされており、暗号化通信を行うパラメータが十分に検証されない脆弱性が存在するともされています。
ただし、この脆弱性をついた攻撃を受けてしまうケースとして、同じ脆弱性を持つ2つのデバイス間の無線通信範囲内に攻撃者がいる場合で、脆弱性が片方のデバイスのみの場合は攻撃は受けないとされています。
現時点での被害は確認されていないようではありますが、CERT/CCが脆弱性を確認している製品としては以下のものがあります。
・Apple
・Broadcom
・Intel
・QUALCOMM
各ベンダーからのアップデート情報はまだ出ていないと思われますが、該当ベンダーの製品を使われている方は各ベンダーのアップデート情報の確認が推奨されています。
お気を付けください。