業務改善はどこから何に手を付けたら良いのだろうか?と思われている事業者の方、ちょっとしたことがそれにつながる可能性を秘めています。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
今日は、ある製造業における現場のちょっとした業務改善事例をご紹介します。
現場における小さな業務改善
最初に、『業務改善とは』を再確認しておきたいと思います。
業務改善とは、業務における様々なムリ・ムダ・ムラをなくし、 効率的な状態にしていくことと。
さて、ある製造業における現場のちょっとした業務改善ですが、ある企業では物を取るために一度かがむ動作をしなければいけませんでした。
しかし、これをかがまなくても良い位置に配置したことで1秒の時間短縮ができたのです。
たった1秒と思われるでしょうが、これが、『塵も積れば山となる』という話しです。
これを何度か繰り返すうちに1秒の短縮は60回で1分の短縮につながります。
そして、これが日々繰り返されることによって1日、1週間、1ヶ月、1年と、時間が経過すればするほど山は大きくなっていきます。
さらに、これを現場のスタッフ全員が行うことにより、全体で見れば結構な業務改善につながることになります。
1回の動作ではたった1秒であっても、1日経過してみれば同じ時間内で1つプラスαの作業が可能になるかもしれません。
探せば見つかる業務改善
これらのように、ちょっとした改善は探せば直ぐに見つかる可能性があります。
例えば、物の収納に関しても今よりももっと効率よく収納ができるかもしれません。
今ある棚にちょっとした工夫をすることでスペースが生まれ、収まりきらなかったものが収まるようになればスペースを有効活用できます。
これらのさまざまな業務改善がもたらすものは結果的に会社の数字を左右したりもしますので、是非とも実践してみてもらいたいものです。