数年前に『別セグメントへのTCP/IP印刷』という記事にて、セグメントが異なるプリンタへの印刷に関して触れました。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
先日、ある方から連絡をいただき、過去の『別セグメントへのTCP/IP印刷』の件を思い出しました。
今回は、ずっと印刷できていたものが印刷できなくなってしまったという話しです。
別セグメントへの印刷ができなくなった
過去記事にもあるように、セグメントが異なるプリンタへの印刷は可能です。
ただし、条件があります。
プリンタの置かれているセグメントにあるルータの設定で『プライバシーセパレート(ネットワーク分離)』は『OFF』にしておかないといけません。
さて、本題に戻り、別セグメントへの印刷ができなくなってしまった件ですが、話しを聞いてみるとどうやらプリンタの置かれているセグメントのルータを交換したようなのです。
実際に設定を見たわけではないので何とも言えないですが、可能性的には以下のようなことが想定できます。
・別セグメントに置かれているプリンタのIPアドレスが変更された
ということになるかと思います。
ルータを交換した場合、クライアントからのアクセスやプリンタからの印刷チェックも当然行いますが、その際に他のセグメントからの印刷はチェックされずに作業を終えてしまったのでしょう。
この際、固定化されていたプリンタのIPアドレスが変更されたか、もしくはクライアントと同じDHCP取得にしてしまった可能性もあります。
ここで言えることとして、ルータなどを交換する場合にはネットワーク全体をチェックした上で行わなければいけないということです。
そうしないと、他部署や他業者が巻き添えになったり、他業者にサポート依頼をするために会社が余分な支出を強いられることにもなります。
大手企業が行うことも結構いい加減なものです。