IoTとはInternet of Thingsの略で、日本語的に言うと『モノのインターネット』のことで、従来インターネットに接続されている情報通信機器以外の様々なモノを接続することをいいます。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
先日、ある大手自動車部品を製造する企業が国内外の工場にある機械をインターネットでつなぎ、収集したデータの活用で生産性を30%向上させる目標を発表しました。
いわゆるIoT(モノのインターネット)を取り入れた取り組みです。
IoTを活用した製造現場
この取り組みでは、各工場にある機械をインターネットにつなぐことで稼働データを収集し、収集されたデータを分析することにより作業効率の改善や品質向上につなげることを目的としています。
つまり、情報を可視化することによって不具合予測などを行えば、ラインの停止を防ぐこともできるわけです。
また、昨今の人手不足により今まで以上の業務の効率化が要求されるわけですが、IoTの活用により、それらを補うことも可能になります。
IoTを活用した農園芸
私(筆者自身)も10年くらい前に試験的な取り組みを少しだけ行ったことがあります。
植物を遠隔監視で育成制御するものです。
植物を入れる結構大型のケースがあり、ネットワークカメラ・温湿度センサー・換気ファン・ヒーター・蛍光灯などが付属されていたかと思います(10年も前なので記憶が薄いですが。)。
それをインターネットにつないで遠隔監視・制御できていました。
流石に情報分析までは行いませんでしたが(植物は好きですが農園芸が仕事ではないので。)、それによる情報分析も可能でした。
その当時はIoT(モノのインターネット)などという言葉は存在していなかったはずですが、今でいうIoTの取り組みは随分前から行われていたわけです。
これらのように、あらゆるものをネットワークを使ってデータ収集し、より良い方向へと結びつけることができます。
もちろん、モノだけではネットワークにつなげることが不可能なものであったとしても、さまざまなセンサー、モニターなどを使うことによって情報をキャッチすることができますので、今後は一般家庭にもIoTが広がっていくことでしょう。