皆さん、こんにちは。

業務コンサルタントの高橋です。

請求支払

よく、現金が入ってきた時、出ていった時だけの動きで処理をしてしまう、現金主義で

処理をしているところがありますが、これは基本的にはNGです。

現金主義での記帳が認められているのは条件を満たした場合のみです。

しかし、過去にはそこそこの規模の企業で一部現金主義で処理をしてしまっていた

経理担当者もいたくらいですので注意が必要です。

具体的に書きますと、例えば7月28日にAという商品を購入したとします。その時現金

では支払わず、月末にまとめて支払をすることになっていたとします。

この時、現金主義ですと月末に『仕入(経費)/現金』という仕訳を起こすだけに

なりますが、実際は7月28日に『仕入(経費)/買掛金(未払費用)』といった過程

があります。そして、月末に『買掛金(未払費用)/現金』といった支払時の仕訳が

起きるわけです。これが本来の記帳の仕方で、これを発生主義といいますが、

帳簿付けをためてしまっていることによって発生時の日付などがわからなくなって

しまい、結果的には領収書などの日付にて現金主義で処理をしてしまうことが

見受けられます。

これは個人事業の青色申告であっても基本的にNGな処理です。

こういったことにならないよう、日々まめに帳簿付けをしてください。

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この記事を書いた人

  • 業務コンサルタント高橋晋吾
  • 1968年生 愛知県名古屋市出身 会計・給与・販売購買在庫・税金系などの業務システムを製造・販売する某上場企業の出身で、会計・IT・WEBを中心とした業務改善などを行う業務コンサルタント
  • 中小企業庁『ミラサポ』登録専門家/あいち産業振興機構登録専門家/名古屋産業振興公社登録専門家
  • (Publisher:TRILOGYFORCE.COM)

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