先週末、『ビジネスで根強く残るFAX文化』という記事にて『日本は慣例などによってFAXが根強く残っている』ことをお伝えしました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
先週末にお伝えした日本のFAX事情ですが、根強く残っていることが多いとは言っても一定の変化も起きてはいます。
今日は先週末に続いて『FAX利用』に関してお伝えします。
コスト削減でFAXの使い方に多様性
先週末にお伝えした通り欧米からは『骨董品扱い』されている日本の『FAX文化』ですが、昔から何の変化も起きていないわけではありません。
ある一定の変化は起きており、現在の『FAX利用』に関しては概ね以下のように分けられます。
1.複合機を残し、送受信はコンピュータにて行う(ペーパレス化)
2.インターネットFAXへの移行
3.FAX番号を廃止し、電話とFAXを自動切替にて利用
4.FAXの完全廃止
5.従来通り複合機などにて紙ベースでFAXを利用
このような感じです。
1の場合は大手企業では何年も前から行われている方法で、紙で印刷するという無駄をなくしたペーパレス化のケース。
2の場合は複合機がなくてもインターネット回線があれば送受信ができ、スマートフォンなどでも送受信可能な最近多くなってきているケース。
3の場合はFAX送信がほとんどなく、受信は電話と自動切替で十分ということから固定的にかかるFAX回線のコストを削減したケース。
(後述の4のケースにも相当するが、念のために自動切替で残しているとも言える。)
(意外にもデパートの一部では取り入れられているようです。)
4の場合はFAXの送受信の代わりにメールなどの電子ツールに移行させたケース。
5の場合は従来通りのケースです。
不動産・建築、士業、マスコミ系などはやむを得ないかもしれませんが、そうでないのであれば今後は2、3、4がお勧めです。
それには、取引先などを含めて『固定概念』を払拭する必要があるかもしれません。