先日、『パーミッションの設定を見直す』という記事にて、安全性を考慮してパーミッションの設定を見直すことをお勧めしました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
先日の記事では、パーミッションをできるだけ安全なものに設定しておくべきであることをお話ししましたが、今日は、それを一括して簡単に設定変更する方法をご紹介します。
パーミッションを一括設定変更する
パーミッションを設定する際、階層ごとにディレクトリやファイルを別々にパーミッション指定したりするのは非常に時間と手間がかかったりします。
そこで、コマンドを使って一括で設定変更する方法をご紹介します。
例えば、exampleディレクトリの中のディレクトリのパーミッションをすべて705(rwx—r-x)に変更したい場合、
find ./example/ -type d -exec chmod 705 {} \;
同ディレクトリ内のファイルのパーミッションをすべて604(rw—-r–)に変更したい場合、
find ./example/ -type f -exec chmod 604 {} \;
これで一括して設定を変更することができます。
また、拡張子を指定したパーミッション変更を行いたい場合は(.phpを604にしたい時の例として)、
find ./example/ -name \*.php -exec chmod 604 {} \;
これで.phpの拡張子がついたファイルのみが一括で設定変更されます。
ちなみに、一部のFTPソフトにおいては同様のことを行うことができますので、FTPソフトを使って行うという方法もあります。
ご参考までに。
注:パーミッションを間違ったものに設定してしまうと正常に動作しなくなりますので、くれぐれも慎重に行ってください。