日本郵便は12月1日、レントングループと連携し、中国の越境EC向けにクーリエ(KJ)通関及び事前電子データによる通関(e-Express)を利用して『ゆうグローバルエクスプレス(UGX)』による中国個人宛ての配送サービスを開始しました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
インターネット通販を行う中で、海外マーケットに向けたものを検討している事業者も多いことでしょう。
しかし、中国の場合においては税関における手続きが非常に面倒で、現地に代理人を立てるなどしないと実際には行えない現実もありました。
そんな中、日本郵便が新たなサービスを開始したようです。
日本郵便の中国越境EC新配送サービス
日本郵便が新たに開始したサービスにおいては、『注文情報』、『支払情報』、『輸送情報』などを中国税関に提出する必要がなく、簡易的な手続きで『ゆうグローバルエクスプレス(UGX)』を利用でき、税率は国際スピード郵便(EMS)と同じ15%~60%が提供されます。
また、配送サービスには以下の2つがあります。
<UGX・クーリエ(KJ)通関を利用した配送サービス>
レントングループがクーリエ(KJ)通関業務を実施する個人宛て配送サービス(行郵税が適用)で、荷主又は荷受人から中国個人IDの提出が必要となる。
<UGX・事前電子データによる通関(e-Express)を利用した配送サービス>
レントングループ、中国郵政及び香港郵政が共同で開発した中国越境 EC 向け事前電子データによる通関を利用した個人宛て配送サービス(行郵税が適用)で、中国個人IDの提出は原則不要。
これらを活用することで、中国への越境ECを再検討する事業者が増えることに期待です。