昨年末(2016年12月)、『スパムメールが大量に届く場合』という記事にて、迷惑(スパム)メールへの対処法を少しご紹介しました。
今日はその続編をご紹介します。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
昨年末にご紹介した迷惑(スパム)メールへの対処法は、それのヘッダー情報をよく見て、そこに共通するものをブロック設定してあげると有効であることをお話ししました。
しかし、これらの迷惑(スパム)メールは次から次へと送信されてくることも多いため、これを行っていてもキリがないこともあります。
そこで、今日は次の方法をご紹介します。
RBL(DNSBL)データベースを使う
RBL(DNSBL)とは、Realtime Blackhole List / Realtime Blocking List / Realtime Black List の略称で、迷惑(スパム)メール対策用にスパム送信者のIPアドレスをリスト化したデータベースのことです。
このRBL(DNSBL)は複数存在しており、以下のようなところがあります。
・SPAMHAUS PROJECT(海外/非営利団体)
・SPAMCOP(海外/民間団体)
・CBL(海外/民間団体)
・RBL.JP(日本/ボランティアグループ)
その他etc…
また、昨今の大半のレンタルサーバはこれらのRBL(DNSBL)を参照するように設定されているため、そのデータベースに登録のあるIPアドレスからのメールはブロックされる仕組みをとっています。
つまり、これらのRBL(DNSBL)に迷惑(スパム)メールの報告がなされることによってその迷惑(スパム)メールのIPアドレスはブロックされることになるわけです。
RBL(DNSBL)へのリポート方法
メールソフトの中には、これらのRBL(DNSBL)へリポートを簡単に送信できるアドオンツールが存在する場合があります。
例えば、『Mozilla』の『Thunderbird』には『HabuL』というアドオンツールがあり、このツールの場合は『SPAMCOP』にリポートを送るようになっています。
※ 『SPAMCOP』にリポートを送るにはIDを取得する必要があります。
本来、この場合ですとレンタルサーバ側が『SPAMCOP』のデータベースを参照するようになっていればブロック対象となるというのが普通の使い方(考え方)になるのですが、それとともに、迷惑(スパム)メールを送信してきたIPアドレスの管理者に対してもリポートが送られるようになっています。
ということは、IPアドレスを所持しているプロバイダなどにおいても迷惑(スパム)メールの送信者に対して何らかの措置をとるということにつながります。
その結果、今まで送られてきた迷惑(スパム)メールが減少するということにつながるわけです。
従って、必ずしもレンタルサーバ側のRBL(DNSBL)参照が異なるRBL(DNSBL)であったとしても全く効果がないわけではないのです。
(もちろん、レンタルサーバ側と一致していることが一番効果的であることは確かですが。。。)
私もこれを採用していますが、現時点においてかなり迷惑(スパム)メールが減少してきていますので、是非一度試してみて下さい。
個々の協力が他の方のためにもなります。