お問い合わせフォームのページが暗号化されている(HTTPS)のはユーザー情報を保護する上で当然のことですが、もう1つ、あまり気にされていないことがあります。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
昨今、WEBの暗号化に関しては少しずつ浸透してきてはいるため、お問い合わせページに関しても暗号化されていないページは減少傾向にあるかと思います。
しかし、それらはユーザーがウェブ上で情報を入力している時の保護であって、メールを保護しているわけではありません。
設置スクリプトなどの暗号化考慮
お問い合わせフォームなどが設置されているページの場合、送信ボタンを押した段階で管理者、ユーザー宛にメールが送信されることが一般的ですが、そのメールの大半は暗号化されていないことが多いため、実際には安全であるとは言えない可能性もあります。
これは、お問い合わせ用に設置されているスクリプト内でどのようにメールを送信しようとしているかによって変わりますが、そのスクリプトにちょっとした考慮を入れてあげると、よりベターになります。
それは、一般的なメールソフトでも使われているようなSMTPSを使用する考慮を入れてあげることです。
そうすることによって、465Port、もしくは587Portを使って暗号化送信をすることが可能になります。
メールサーバ間は別問題
しかし、自社側のメールサーバから相手側のメールサーバまでの間に関しては別問題です。
ここは通常、平文のままで送られていることが多く、この間を暗号化するには別の仕組みを導入しないと実現しません。
もし導入するにしても、相応にカスタマイズできるサーバを用意しなければいけませんので、少々ハードルが高いことであるとも言えます。
いずれにしても、まずは可能な施策は行っておくことが重要です。