インターネット通販サイトにて工業製品(オリジナルではない同一の商品)を売っている事業者にとって、価格競争に飲み込まれてしまいそうな時の価格設定には非常に悩まされることがあります。

ショッピング

皆さん、こんにちは。

業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。

インターネット通販で他店と同じ商品を販売するのは価格競争になると思われがちですが、そういった要素もあるものの、それを避けることもできます。

他店よりも信用できる店舗づくり

例えば、Aというメーカーが製造しているXという商品を取り扱っているとします。

そのXという商品は、購入者からしたらどこで購入しても同じものが手に入ります。

そのため、こういった工業製品は価格競争に陥りやすいことは事実としてあります。

しかし、それは店舗(ショッピングサイト)づくり1つでユーザーを振り向かせることが可能です。

それは、そのお店がどの程度信用できそうなお店であるかどうかです。

ユーザーがXという商品を探してたどり着いた先の店舗(ショッピングサイト)が、非常にわかりづらく怪しげなお店に感じられた場合、当然そこは購入する候補としての順位が下がります。

そして別の店舗(ショッピングサイト)へと移動し、そこが非常にわかりやすく安心できそうな印象をもった場合、そこは購入する候補としての順位が上がります。

もっと言えば、Xという商品の価格がわずかに高かったとしてもユーザーは安心できる店舗に流れるケースが結構あります。

これは、人の心理として『できる限り安く買いたい!』という気持ちはあるものの、『間違いのないところで購入したい!』という気持ちも同時にもっているからです。

ですから、Xという商品の価格がわずかに高かったとしても、高い方のお店の方が『間違いのないところ』であるという判断がされればそこで購入するわけです。

その『間違いのないところ』というのは、信用しても問題ないくらいに親切な説明などが掲載されていることも含まれます。

商品説明だけではなく、その店舗(ショッピングサイト)にて注文した場合には商品を受け取るまでにどのような流れになっているのか?など、ごく当り前と思われることまで掲載していたりすることで随分イメージが変化するものです。

それらを考えると、決して最安値であれば商品が売れるということではなく、最安値でなくても商品は売れるということです。

追伸:検索上、見てもらえる位置に店舗(ショッピングサイト)があることは当然必要です。

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この記事を書いた人

  • 業務コンサルタント高橋晋吾
  • 1968年生 愛知県名古屋市出身 会計・給与・販売購買在庫・税金系などの業務システムを製造・販売する某上場企業の出身で、会計・IT・WEBを中心とした業務改善などを行う業務コンサルタント
  • 中小企業庁『ミラサポ』登録専門家/あいち産業振興機構登録専門家/名古屋産業振興公社登録専門家
  • (Publisher:TRILOGYFORCE.COM)

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