顔認証システム最大の懸念材料

日本時間の9月13日未明、米Apple本社のスティーブ・ジョブズ・シアターにて、新型iPhone、iPhone 8とiPhone X(テン)が発表されました。

顔認証

皆さん、こんにちは。

業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。

今日の午前2時頃にiPhone 8、1時間後くらいにiPhone X(テン)が発表されたわけですが、このうちiPhone Xは、従来のTouch IDによる指紋認証ではなくFace IDによる顔認証が搭載されました。

これはロック解除だけではなく、Apple Payでの決済にも使われます。

そこで、顔認証システムにおける注意点を確認しておきたいと思います。

顔認証システム最大の懸念材料とは

顔認証システムにおいては少々懸念材料が残るものがあります。

それは、ユーザーの顔写真を見せても本人と認証されてしまうものがあることです。

実際のところ、Samsung(サムスン)のGalaxy Note 8の顔認証は顔写真で認証を通過できてしまうようで、ここ最近話題になっています。

このような顔認証システムであった場合においてはセキュリティの意味を成さないことになってしまうため、セキュリティに対する不安を残したまま使用することになります。

では、その他の顔認証システムに関してはどうなのでしょうか?

Windows HelloとiPhone Xの顔認証

Windows 10で使われている顔認証システム『Windows Hello』は、赤外線カメラによって顔の情報を3Dデータとして取得し、顔の各パーツ間の距離を正確に把握していることから双子でも違いを見抜けるようで、顔写真で認証を通過することは不可能と言われています。

また、他人の顔で認証を通過できる確率は0.001%まで抑えられているそうです。

一方、発表されたばかりの『iPhone X』においては、ドットプロジェクタによって3万以上の目に見えないドットを顔の上に投射し、ユーザーの顔のマップを作成します。

そして、赤外線カメラがドットのパターンを読み取り、赤外線画像を撮影し、そのデータを照合として使っているため、Windows Helloと同等レベルのセキュリティは確保されると予測されています。

このように、顔認証システムには精度の高いものとそうではないものが存在しますので、導入前にしっかりチェックしておきたいところです。

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