Mozillaは2020年1月7日(米国現地時間)にブラウザの『Firefox 72』を、2020年1月9日(米国現地時間)に電子メールクライアントの『Thunderbird 68.4.1』をリリースしました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
さて、お正月明け最初の週末となる今日はリリース情報です。
Firefox 72とThunderbird 68.4.1
まずはブラウザの『Firefox 72』からです。
<Firefox 72>
(新機能)
・クロスサイトトラッキング対策として、すべてのユーザーに対してデフォルトでフィンガープリントスクリプトをブロック
・迷惑な通知要求ポップアップを、すべてのユーザーにとってデフォルトで、ブラウジングが中断されることはなく、アドレスバーに吹き出しを表示
・動画をポップアップ画面表示する『Picture-in-Picture』がmacOSとLinuxでも利用可能になった
(修正と変更)
・さまざまなセキュリティ修正
・画像のブロックサポートは使用率が低く、ユーザーエクスペリエンスが低いため削除
(Firefox 72.0.1)
・『Firefox 72.0』リリース後、致命的な脆弱性が発見されたため『Firefox 72.0.1』をリリース
<Thunderbird 68.4.1>
※ Thunderbird 68.4.0はスキップされています。
(修正と変更)
・Microsoft Exchangeサーバーのアカウントを設定する際のさまざまな改善として、利用可能であればIMAP/SMTPを提供し、Office 365アカウントの検出を改善
(パスワード変更後に構成を再実行)
・ビューのレイアウトを変更した後、特定の状況でメッセージ表示ペインに文字化けしたコンテンツが表示されていた件を修正
・さまざまなセキュリティ修正
・未読アイコン、結果なしアイコン、段落形式とフォントセレクター、フォルダー概要ツールチップの背景を変更
・状況によって共有IMAPフォルダー内のメッセージでタグが失われていた件を修正
・カレンダーのイベント参加者ダイアログが正しく表示されていなかった件を修正
以上のようになります。
また、法人向けの延長サポート版『Firefox ESR』も『Firefox ESR 68.4』がリリースされ、これもリリース後に致命的な脆弱性が発見されたため『Firefox ESR 68.4.1』がリリースされています。