Googleは、年内に一部の例外を除く全てのウェブサイトにおいて、Chromeブラウザーにおけるユーザーが許可したもの以外のFlashコンテンツを全てブロックします。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
先日、GoogleはFlashコンテンツのブロックに対してアナウンスを行いました。
昨年からデフォルトではFlashコンテンツの動作を停止にしてはいましたが、今後はユーザーが許可したもの以外は全てブロックされるようです。
ただし、一部の例外として、Yahoo!・Facebook・Amazon・YouTubeなど、利用者数が膨大で影響の大きいサイト10サイトは1年限定でブロックから除外されます。
現在ChromeブラウザーはEdgeを含むIEのシェアを超えています。
そこから考えると、このままFlashコンテンツを残したままにしておくのも考えものです。
Flashのブロックで起きること
ユーザーが許可したもの以外とありますが、一般的に考えてユーザーが閲覧する際にFlashコンテンツが見れないからといっていちいち許可指定の設定をしてくれるはずもありません。
そうなると、自社のウェブサイトにFlashコンテンツが使われていた場合、せっかく訪れてくれたユーザーにFlashコンテンツは表示されない、平たく言えばウェブの一部が表示されない未完成的なウェブサイトになってしまうことになります。
それは訪問してくれるユーザーに対して非常に良くない状態です。
ということは、検索対策上も好ましくない状態にあると認識した方が良いです。
今後の対応策
年内にこういった状況が待ち受けている以上、何らかの対応策を施さなければいけません。
1つは、元ファイルからHTML5に書き出す方法がありますが、お付き合いしている業者が元の制作会社から変わってしまっている場合には難しいでしょう。
大半の制作会社は元ファイルを納品しません(元々納品対象の成果物として入れていません)。
となると、元の制作会社から元ファイルを買い取ることになります。
もう1つは、再生用ファイルからHTML5に変換する方法があります。
この方法の場合、複雑なものだとうまく変換されないケースがありますので注意が必要ですが、元ファイルを入手する必要はありません。
その他、Flashコンテンツをあきらめても支障がない場合においては他の方法でのコンテンツに入れ替えてしまうことです。
例えば、従来のFlashコンテンツをjQueryやJavaScriptなどでのアニメーションなどに変更してしまっても問題ない場合はこの方が早いかもしれません。
そして、もしコストがかけられるのであればウェブサイトをHTML5でリニューアルしてしまうのも今後のためには良いでしょう。
いずれにしても、早めに準備をして対応されることをお勧めします。