ビジネスツールとしての必須アイテムである『Excel』において、一部が手計算になってしまっていたり、何となく回りくどいやり方になっていることはありませんか?

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
さて、今日は皆さんがよく使われる『Excel』に関してです。
何らかの値を求める際、条件に応じて分岐したい場合はどのようにされていますか?
Excelで条件分岐する際にはIF関数
例えば、セルの値が『100』未満の場合は『A』、そうでない場合は『B』といった条件の結果を一発で求めたいケースは結構多いと思います。
そのような場合、『IF』という関数を使って簡単に結果を求めることができます。
=IF(セルの値<100,A,B)
このように書きます。
これをもっと具体的に書くと以下のようになります。
ケース1:セルA10が100未満であればセルB10の値を、そうでない場合はセルC10の値
=IF(A10<100,B10,C10)
ケース2:セルA10が100未満であればセルB10に0.5を乗じた値を、そうでない場合はセルC10に0.45を乗じた値
=IF(A10<100,B10*0.5,C10*0.45)
ケース3:セルA10が100未満であれば“×”を、そうでない場合は“○”を
=IF(A10<100,"×","○")
(文字列を指定する場合は半角の『”(ダブルクォーテーション)』で囲みます。)
このようになります。
少しおまけ的な話しにはなりますが、Excel2016以降であれば複数の条件で異なる結果を求めるための『IFS関数』が使えますので便利です。
(Excel2016より前のバージョンの場合はIF関数の中にさらにIFを使った条件を指定します。)