ここ最近、ブラウザソフトのIE(Internet Explorer)や、Windowsのエクスプローラーになりすますウイルスによる感染被害が、日本において発生しているようです。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
あるセキュリティベンダーの調査レポートによると、IEやエクスプローラーになりすますウイルスによる感染被害が日本でも出ています。
今日はそれについてお伝えします。
IE・エクスプローラーへのなりすましウイルス
このウイルスは『URLZone』というもので、存在そのものは10年以上前に見つかったものですが、数年前まではヨーロッパを中心とした被害であったものが、ここ最近は日本が中心になっているようです。
特徴としては、IEやエクスプローラーになりすますことと、サンドボックス環境でのウイルスを検知がしにくいこととされています。
感染経路の一つはメールで、『注文書や請求書』など、業務関連のメールに見せかけたメールに添付されている文書ファイルなどから感染することが明らかになっています。
詳細な内容はさておき、このようなウイルスへの感染を防ぐには、受信したメールをよく確認することです。
差出人、件名、本文、これらを見て、普段から取引のある相手であれば差出人であるメールアドレスはわかりますし、件名や本文に関しても書き方には特徴があるはずです。
それらが不明なものであったり、怪しいものである場合には間違いなく添付ファイルをクリックしてはいけません。
社内ルール的に可能であれば、『Firefox Send』などを使い、暗号化されたストレージ経由にて書類の受け渡しを行うなどし、メールではファイルの受け渡しを行わないようにすることも被害を防ぐ方法の一つです。
普段から無意識にメールのやりとりを行われている事業者の方、一度、社内のルールを見直してみてはいかがでしょうか。