WordPressなどのCMSを使ってウェブサイトを構築している事業者は多く見受けられますが、これからはさらにパフォーマンスが求められる時代になる可能性が高いです。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
以前、昨今のウェブ事情はパフォーマンス、つまり快適な表示スピードが求められる時代であることを記事に書かせていただいたかと思いますが、今後はそれがさらに求められる可能性が高くなっていきます。
その理由は簡単で、表示速度が遅いウェブサイト(ウェブページ)は誰しもが直ぐに離脱してしまうことにあります。
そこで、今日はWordPressを動かすプラットフォームのお話しをさせていただきたいと思います。
PHPのバージョン選択
以前にも『PHPを使う際のレンタルサーバ』の記事の中でPHPに関しては書かせていただきましたが、PHPは5.×.×よりもPHP7.×.×の方がパフォーマンスが良いです。
PHP5.6.×とPHP7.0.×を比較した場合、かなりのパフォーマンス向上が見られることがわかりました。
また、ここ最近ではPHP7.0.14とPHP7.1.0が12月にリリースされ、前者と後者では、後者の方が若干ではあるものの、さらにパフォーマンス向上がなされています。
これらから考えると、契約しているレンタルサーバにPHPのバージョンの選択肢があるのであればPHP7.1.0を選択することが一番良いパフォーマンスが望めます。
※ WordPressはPHP7に対応していますので、最新のWordPressを使われているのであれば正常に動作します。
モジュール版、FastCGI版、CGI版
さらに、PHPにおいてはモジュール版、FastCGI版、CGI版、3つの提供方法がありますが、これらのパフォーマンスは、同一バージョンであればモジュール版、FastCGI版、CGI版の順になりますが、バージョンが異なる場合においてはその限りではありません。
PHPのバージョンが5.×.×であるならば、それがモジュール版として提供されていたとしてもPHP7.×.×のCGI版の方がパフォーマンスが良いです。
それだけPHP7はパフォーマンスが向上したということです。
まとめますと、PHP7.1.0CGI版 > PHP7.0.14CGI版 > PHP5.6.29モジュール版ということになります。
ちなみに、PHP7.1.0CGI版 < PHP7.0.14モジュール版(FastCGI版)ということになる可能性はあります。
是非試してみて下さい!
注:必ずテスト環境にて動作を確認し、問題ないと判断された時点で本番環境の変更を。