米航空宇宙局(NASA)は7日、日本時間の午後に大規模な『太陽フレア』を2回観測したと発表しました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
今朝の新聞、テレビ報道などにおいてご存知の方も多いかと思いますが、太陽の表面で起こる大規模な爆発現象『太陽フレア』が観測されました。
これにより、情報通信機器などへの影響が懸念されます。
太陽フレアによる影響とは
今回の太陽フレアは通常の1,000倍で規模は最大クラスとなり、人体への影響はないものの、通信機器、GPSなどへ影響を及ぼす可能性があります。
太陽フレアによって放出された粒子(プラズマ)が、日本時間の8日午後3時頃から9日の午前0時にかけて地球に届き、GPS(全地球測位システム)、また、地球の磁場や上空の電離層の乱れにより、短波放送や衛星放送、航空、船舶、防災無線などへの障害が、数日間~1週間程度懸念されます。
GPSを利用するスマートフォンやカーナビゲーションにおいては誤差が数十メートル程度まで大きくなってしまう可能性もあり、情報通信研究機構(NICT)などが注意を呼び掛けています。
(スマートフォンやカーナビゲーションには補正機能があるため、大きな影響はないようです。)
また、1989年の太陽フレアによって、大気中に異常な電流が流れた影響により、カナダで大規模な停電が発生するといったことも過去には起きています。
今日の15時以降に停電などが発生しても問題のないよう、予め可能なことは行っておくなどの準備をしておきたいところです。
取り急ぎは重要データをコマメにバックアップしておくことをお勧めします。