あらゆるところから攻撃を受ける可能性がある現代において、セキュリティソフトの存在は必須のものとなっています。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
先日、『ランサムウェア対策で被害防止』という記事にて、通常のセキュリティに加え、Kaspersky(カスペルスキー)のAnti-Ransomware Tool for Businessを使ってランサムウェア対策を行っておくと良いという記事を書きました。
では、複数社のセキュリティ対策ソフトを導入するのはどうなのでしょうか?
セキュリティ対策ソフトの複数導入
複数社のセキュリティ対策ソフトを導入することは、大手企業においては結構行われていたりします。
理由は、セキュリティ対策ソフトは各メーカーによってアルゴリズムが違ったりすることと、日々更新される定義ファイルなどの提供にライムラグがあることなどからです。
従って、複数社のセキュリティ対策ソフトを導入しておくことにより、より安全性を高めることができるとも言えます。
ただし、その複数導入には注意しなければいけないこともあります。
複数導入における注意事項
注意しなければいけないのは、1台のパソコンに対して複数のセキュリティ対策ソフトを導入した場合、パソコンの動作が不安定になったりする場合があります。
※ 既存のセキュリティ対策ソフトをアンインストールしないとインストールできないものもあります。
従って、1台のパソコンに対しては1つのセキュリティ対策ソフトだけをインストールしておくべきなのですが、もし余裕があるのであれば、複数のメーカーのものを複数台で分散して導入しておくことです。
それにより、どこかのパソコンで何らかの検知をした場合、他のパソコン使用者に対して注意喚起を行うことや、ネットワークを早期に遮断し、被害を拡大させないことなどにも役立ちます。
もし1台のパソコンに対して複数社のセキュリティ対策ソフトを使用したい場合は、1つだけメインとなるセキュリティ対策ソフトを常駐させ、それ以外は非常駐型のスキャンソフトなどを導入すると良いかもしれません。
(私はこの方法にしています。)
Kaspersky(カスペルスキー)のAnti-Ransomware Tool for Businessに関しては、メーカーが他社のセキュリティ対策ソフトとの同居を認めていることからして、パソコンの動作などに影響を与えることはないかと思われます。