以前、このブログでも取り上げたことがあるような気もしますが、クレジットカードで決済した場合にお店から『手数料』を請求された場合、それは『違法行為』となるのでしょうか?
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
今日、久しぶりにある記事を見ました。
お店でお会計をする際、クレジットカードで決済をしようとすると『手数料』を請求されたという記事を。
カード決済時の手数料請求はOKか?
クレジットカードで決済しようとした際に『手数料』を請求されたという経験は私も何度かあります。
カード会社の加盟店規約に関しては把握していましたが、あえて何も言わずに支払っていました。
1つはお店的に暗黙の了解があると推察したこと、1つは知人のお店であったこと。
このカード決済時の手数料請求が『違法行為』かとなると、それは法律上『違法行為』には当たらないです。
ただし、カード会社の加盟店規約には『違反』することになります。
カード会社は概ね、『現金支払い』と同じ料金で扱うよう加盟店規約に記載しています。
この加盟店規約に違反するとどうなるか?
まずは『是正勧告』を受けることになり、従わなかった場合は『加盟店契約の廃止』ということになります。
これ、大半のお店はこの内容を把握しているはずですが、お店はお店でクレジットカードで決済されると自店がカード会社に手数料を支払わなければならないため、負担が増えるのです。
それならばクレジットカード決済を取り扱わないとか、その分を予め商品代金に盛り込んだ価格設定をすれば良いのでは?と思われがちですが、どちらも競争に生き残るためには難しいという考えに至っているのでしょう。
これは個々の利益額で考えるのではなく、トータルで考えれば解消できる問題ではないでしょうか。