皆さん、こんにちは。
業務コンサルタントの高橋です。
皆さん、親の介護保険料はどのように決定されるのか知っていますか?
これ、少々違和感を覚える決め方をしています。
同居している世帯の収入で決めているのです。
どういうことなのか?
例えば、母親と自分と妻で暮らしている場合、その3人の収入合計から介護保険料を
決定されることになります。
どういう意味か?
自分と妻の収入合計が多いほど母親の介護保険料が高くなる(上限はありますが)
ということです。
違和感を感じませんか?
母親が支払う介護保険料は、母親の状況だけで判断されるわけではないのです。
世帯の収入合計にて判断された結果が、母親が支払う介護保険料として跳ね返って
くるのです。
しかし、これに対する裏ワザはあります。
世帯分離することです(積極的におすすめするものではないのでご注意を)。
通常このケースの場合、母親・自分・妻は同一の世帯として住民登録されています。
そこから、母親を別世帯として分離してしまうのです。
同居している母親と別々にできるのか?
前提として、生計が別々であるということがありますが、それに対する細かな調査は
ありません。
自己申告的な話しです。
この制度、親の介護保険料だけでなく、実際に介護される際の介護費用にも
影響してきます。
介護費用の負担額が減少します。
ここで疑問に思っている方もおられると思います。
所得税の扶養控除が受けられなくなるのではないか?
世帯が分かれていても、扶養に対する要件を満たしていれば扶養控除の対象に
なります。
ここまでメリット的なことを書いてきましたが、デメリットがないわけではないです。
健康保険が別になりますので、その負担が発生するケースがあったり、他にも優遇
措置が受けられなくなるものがあります。
結論としては、まずご自身で影響範囲を確認してみることです。
何にどれくらい影響するのかを。