先月から今月にかけ、銀行やクレジットカードの情報を盗むマルウェア『Ursnif』が日本において活発化しているとの報道がありました。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
日本においては銀行やクレジットカードの情報が主に狙われているとされるマルウェアが、昨年から横行するようになったようですが、それが先月から今月あたりにかけて再び活発化しているようです。
銀行情報を狙うマルウェア『Ursnif』
この『Ursnif』と呼ばれるマルウェアですが、攻撃手法としてはスパムメール、不正プログラムによるリモートサイトからダウンロード、リムーバブルドライブやネットワーク共有を介しての拡散などが確認されています。
スパムメールの場合、メールの件名としては『公共料金請求書データ送付の件』、『商品発送のお知らせ』といった件名でメールが送りつけられ、添付ファイルや本文中のリンクをクリックさせて感染させようとするものです。
日本においては、銀行やクレジットカードの情報が狙われているほか、Webメール、クラウドストレージ、仮想通貨プラットフォーム、電子商取引サイトのユーザー認証情報などを盗もうとする亜種も出回っているとの情報もあります。
これらの悪質なメールや不正プログラムなどがゼロになることはありません。
従って、自己防衛する以外にはないと考えなければいけません。
そのためには、セキュリティ(ウイルス)対策ソフトは当然必須ですし、メールが届いてしまった場合においては自身で注意を払い、怪しいサイトへのアクセスも絶対に行わないなど、普段からの注意と心掛けが必要です。