『PHP』というプログラミング言語はWeb上で最も多く使用されているとされる言語ですが、Webサイト構築に用いられる『WordPress』は『PHP』で開発されています。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
冒頭に書いたようなことは百も承知かと思いますが、この『PHP』で開発されている『WordPress』サイトで使われている『PHP』の現状は少々驚くべきものがあります。
WordPressサイトの多くは非推奨PHP
まず、『PHP』が使われているWebサイトで見てみると、
『PHP 5』が未だに約66%も使われており、『PHP 7』は約33%に留まっています。
(『PHP 4』や『PHP 3』もごくわずかに存在している。)
そして、これを『WordPress』で構築されたサイトで見てみると、
・『PHP 7.3』:8.2%
・『PHP 7.3』:8.2%
・『PHP 7.2』:21%
・『PHP 7.1』:13.4%
・『PHP 7.0』:15.4%
・『PHP 5.6』:27%
・『PHP 5.5』:3.3%
・『PHP 5.4』:6.3%
・『PHP 5.3』:3.8%
・『PHP 5.2』:1.6%
となっています。
『PHP 7.3』は未だに1割にも満たず、『PHP 5系』を使っているユーザーは未だ4割以上も存在します。
しかし、現在の『WordPress』公式要件はと言うと、
・PHPバージョン7.3以上
・MySQL バージョン 5.6 以上、または MariaDB バージョン 10.1 以上
・HTTPS対応
です。
『PHP 7』は『PHP 5.6』と比較して圧倒的に高速になった『ハイパフォーマンスPHP』バージョンなため、パフォーマンスを考慮すべき現在のWebからすれば『PHP 7』にしない方がデメリットと言えるほどです。
また、既にサポートが終了している『PHP 5系』と『PHP 7.0』を使い続けることはセキュリティ的にもリスクがあります。
私が見ている限り、日本国内のよく知られたホスティング会社の多くは『PHP 7.3』に対応しているはずですから、早い段階で『PHP 7.3』ベースに切り替えられることをお勧めします。