Googleは先週、モバイルフレンドリー、スマートフォン向けウェブサイトの表示速度、パソコン向けウェブサイトの表示速度を判断できる『Mobile Website Speed Testing Tool』を公開しました。
![モバイルウェブサイトスピードテスティングツール](http://www.trilogyforce.com/blog/wp-content/uploads/2016/06/mobile-friendly.jpg)
皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
今まで、Googleのツールにてウェブサイトのスピード測定などを行おうとした場合、『PageSpeed Insights』というツールが提供されていましたが、これに加え、新たに『Mobile Website Speed Testing Tool』というツールが公開されました。
実際にテストを行うと下記のように結果が表示されます。
![測定結果](http://www.trilogyforce.com/blog/wp-content/uploads/2016/06/mobile-speed-test.jpg)
(このブログのスコアは、MOBILE FRIENDLINESS:99、MOBILE SPEED:85、DESKTOP SPEED:88と、何とか3つとも”GOOD”になってくれています(笑))
Mobile Website Speed Testing Toolとは
この新たなMobile Website Speed Testing Toolでは、従来のモバイルフレンドリーテストとPageSpeed Insightsをまとめたようなツールになっています。
従来のモバイルフレンドリーツールでは、そのウェブサイトがモバイルフレンドリーかどうかの判定だけでスコアは出ませんでした。
また、PageSpeed Insightsではそのウェブサイトの表示速度をモバイル、パソコン、それぞれをスコアかして修正点を教えてくれていました。
そして、今回はそれらをまとめ、かつスコア化してくれるツールが登場したということです。
さて、これらが意味するものは何でしょうか?
Googleのモバイルツールが意味するもの
これらのように、モバイルフレンドリーであるか否かであったり、モバイルスピード、つまりスマートフォン向けウェブサイトの表示速度が良いかどうかも意識させるとういことは、ますます『モバイル向けのウェブサイトに対してもユーザーに優しいものであることを意識した方が良いですよ!』と言っているように感じます。
現に、Googleが公開している『Google Small Business』という公式ブログでは、このツールについてユーザーの離脱率傾向が高いモバイル向けサイトのパフォーマンスをチェックし、それを改善するためのツールとしていることがうかがえます。
モバイルデバイスが相当普及した今、当然ながらユーザーがモバイルデバイスにてウェブサイトを閲覧する機会が増えてきました。
つまり、ユーザーに優しいウェブサイトであるためにはモバイルデバイスにも優しい構造になっていないと厳しい時代になっているということでしょう。
これを機会に、ウェブサイトの見直しも業務改善事項の1つに加えてみてはいかがでしょうか。