最近、サポートセンターにおいて『0570』のナビダイヤルでの受付が目立っていますが、これはユーザーにとっては非常に不満なものとなる可能性があります。

コールセンター

皆さん、こんにちは。

業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。

さまざまな業種において用意されているサポート窓口などの電話番号は、昨今においては『0570』のナビダイヤルを導入しているところが目立ちます。

では、企業は何故ナビダイヤルを導入しているのでしょうか?

企業におけるナビダイヤルのメリット

企業がナビダイヤルを導入するメリットとして、1つの専用番号から全国各地で受付ができることにあります。

従って、実際のサポート要員が全国に散らばっていてもユーザーへの告知は1つの電話番号で済み、どの拠点に振り分けて対応するかも、ナビダイヤルの裏側の設備において設定可能になっています。

その他にもメリットはありますが、基本的には企業にとって体制を整備し安いものであるということです。

では、これに対してユーザーはどのように感じているのでしょうか?

昨今においてナビダイヤルは不満を呼ぶ

昨今における通信事情は以前よりも良くなっており、個人であれば一般電話も光電話を使うところも多く、それであれば全国一律の通信料金でコールすることが可能であるため、ユーザーにとって距離的な問題でナビダイヤルの方が良いということはなくなっています。

ましてや、現在の携帯電話は毎月定額にて一部の電話番号を除き『かけ放題』であるということから、その『かけ放題』から除外されるナビダイヤルはユーザーにとって非常に不満なものとなっています。

一般電話(市外局番からはじまる固定電話番号)であれば携帯電話の毎月定額の範疇でコールすることができるため、携帯を『かけ放題』のプランで使っているユーザーにとってはその方が余分な通信コストがかからなくて済むわけです。

企業によってはナビダイヤルの表記の下にIP電話等からの場合として一般電話の番号を併記しているところもありますが、そうでないところに関してはユーザーは非常に不満を抱くことになってしまうため、ナビダイヤルを導入するのであれば、せめて一般電話の電話番号を併記することが顧客満足度を下げずに済む結果になるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

  • 業務コンサルタント高橋晋吾
  • 1968年生 愛知県名古屋市出身 会計・給与・販売購買在庫・税金系などの業務システムを製造・販売する某上場企業の出身で、会計・IT・WEBを中心とした業務改善などを行う業務コンサルタント
  • 中小企業庁『ミラサポ』登録専門家/あいち産業振興機構登録専門家/名古屋産業振興公社登録専門家
  • (Publisher:TRILOGYFORCE.COM)

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