アプリケーションを起動させた際、『×データベースへ接続できません。』と出てしまう原因は『ファイアウォール』です。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
冒頭に書いたエラーメッセージ、これは正に『×データベースへ接続できません。』という言葉そのものです。
『ファイアウォール』で許可されていないためにデータベースにアクセスできないということです。
では解決方法は?
ネットワーク接続にはポート開放が必要
まず、スタンドアロン環境でアプリケーションを動かしている場合においては概ね問題は起きません。
今回の例としては『ネットワーク環境』におけるものとしてご説明します。
例えば、データベースに『Microsoft SQL Server』を使用している場合、そのデータベースが設置されているコンピュータにおいて以下の状態になっている必要があります。
1.SQL Server構成マネージャーで該当インスタンスのプロトコル『TCP/IP』が『有効』になっていること
2.Windows Defender ファイアウォールの詳細設定で受信の規則として『TCP 1433ポート』がポート接続を許可されていること
また、環境によっては以下の部分も必要になることがあります。
3.SQL Server構成マネージャーでSQL Serverのサービスにある『SQL Server Browser』が実行されていること
4.Windows Defender ファイアウォールの詳細設定で受信の規則として『UDP 1434ポート』がポート接続を許可されていること
5.Windows Defender ファイアウォールの詳細設定で受信の規則として該当インスタンスの『sqlserver.exe』がプログラム接続を許可されていること
といったことがあります。
まずは順番に確認すれば問題なく接続できるようになるでしょう。