ある時パソコンのCPUファンがうなりをあげて回転していました。
疑問に思いタスクマネージャーを確認すると、CPUの使用率が100%に達しようとしていました。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
さて、冒頭に書いた出来事は私が実際に体験したものなのですが、CPUに負荷をかけていたのはブラウザの『Google Chrome』にある機能が起こしていたものでした。
CPUを大量使用するChromeの機能とは
『Google Chrome』には、『有害なソフトウェア』、『システム設定』、『プロセス』について詳細なレポートをGoogleに送信する機能があります。
『Software Reporter Tool』というものです。
本来はそのまま有効にしておいた方が良い気もしますが、流石にCPUの使用率が大き過ぎ、CPUファンがうなりをあげて回転するようでは少々問題がある気もします。
では、もしこの『Software Reporter Tool』を無効にしてCPUへの負荷を抑えたい場合はどのようにしたら良いか?
<Software Reporter Toolの無効化>
『Software Reporter Tool』を無効にしておきたい場合は以下の手順で無効化できます。
Chromeの設定 ⇒ 詳細設定 ⇒ リセットとクリーンアップ ⇒ パソコンのクリーンアップ ⇒ 詳細なレポートをGoogleに送信するをオフにする
これで『Software Reporter Tool』が無効化されます。
以前のバージョンではChromeの再起動後には無効化したものが元に戻って有効化されてしまっていたようですが、現在の最新バージョン『Chrome 76』においては無効化されたままになります。
<Software Reporter Toolの強制的な無効化>
現状は一度無効化にしておけば再起動後に元に戻って有効化されてしまうことはないのですが、次回以降のアップデートで同様の現象が出てしまう可能性がないわけではありません。
そのような場合、『Software Reporter Tool』を強制的に無効化してしまう方法もあります。
1.c:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\SwReporter\(バージョン)の場所に『software_reporter_tool.exe』というアプリケーションファイルを見つけます。
2.『software_reporter_tool.exe』のプロパティ ⇒ 『セキュリティ』タブ ⇒ 詳細設定 ⇒ 継承の無効化 ⇒ 『このオブジェクトから継承されたアクセス許可をすべて削除します。』をクリック ⇒ 適用(OK)
これで強制的に『Software Reporter Tool』が無効化されます。
この『継承の無効化』に関しては、『継承の有効化』を行うことで元に戻すことも可能です。
ちなみに、『Windows Update』もCPU使用率は結構高いです。