PDF化されている文書などを編集したいと思ったことはありませんか?
また、それを行おうとした場合、通常の人はAdobe Acrobatなどのソフトを使わないと編集できないと思っています。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
冒頭に書いたような『PDFファイル』の再利用(流用)に関してですが、多くの人はAdobe ReaderでPDFを開き、そこにある文言だけをコピーして再利用したりしていることでしょう。
しかし、これでは今一つ面倒な面も多く、何とか再利用できないものか?と思ったりもします。
実はこれ、条件付きではあるものの、再利用することは可能な場合があります。
PDFファイルはWordで編集することが可能
タイトルにも書いている通り、PDFファイルはMicrosoft(マイクロソフト)のWordで編集することが可能です。
ただし、どのバージョンのWordでも可能なわけではなく、Word 2013、Word 2016を使っている場合においてです。
(現時点においてWord 2010もまだMicrosoftの延長サポートは継続中ですが、残念ながらWord 2010ではそれができません。)
また、もう1つ条件があります。
そのファイルがPDF化される際にセキュリティ設定が施されていない場合においてです。
では、どのように行うのか?
Word 2013/2016でのPDFファイル編集方法
1.まず、Word 2013/2016を起動し、『開く』から『参照』で該当のPDFファイルを選択し、開きます。
(ファイルの種類は『すべてのWord文書』で開けます。)
2.『しばらく時間がかかる場合がある』、『元のPDFとまったく同じ表示にはならない場合がある』旨の警告画面が表示されますが、『OK』をクリックします。
3.少し待つと、PDFファイルが編集可能な状態で読み込まれます。
(ただし、警告の通り、多少レイアウトが崩れる場合もあります。)
4.直接編集するか、必要な部分をコピーするなどして再利用します。
たったこれだけです。
ここで注意したいのは、逆にPDF化されたファイルを編集などされては困るものの場合、予めセキュリティ設定を行い、編集などができないようにしておく必要があるということを忘れないようにしてください。