パソコンを新規調達する際、買取にするかリースにするかで悩まれたことはありませんか?
それぞれにメリット・デメリットがありますので、自社の状況を踏まえて判断したいところです。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
買取にするかリースにするかの悩みは結構多いので、今日はそんな話しをしてみたいと思います。
リースの場合のメリット
リースにおけるメリットは、やはり一時金として多額の資金を必要としないことでしょう。
中小・零細企業においては資金面において脆弱なところが多いところから考えると、リースを選択したくなることは理解できます。
また、償却資産税の支払いや物件の保険加入はリース会社にて行うため、事務的には管理が楽になることもあります。
リースの場合のデメリット
リースにおけるデメリットは、やはり買取よりも割高になることでしょう。
金利、保険料、維持管理などを合わせたリース料の総額を計算した場合、絶対的に割高なものとなることが多いです。
また、リース物件を中途解約することができませんので、新しいものに変えたい場合などにおいてもリース料の支払いは残ります。
黒字で資金に余裕があれば買取
最近のパソコンは昔と比べてかなり安価になっています。
そこから考えると20万円未満で購入できてしまうことが多いです。
その場合、複数台購入したとしても計上処理が1台ずつの計上であれば一括償却資産として3年均等償却ができますので、償却資産税の対象にもなりません。
とすると、普通償却するよりも多くの損金計上をすることができますので、税務的にもメリットがありますし、リースに比べれば当然支払い総額は少なくなります。
途中でパソコンを変更したい場合においても自由度は高いです。
これらから考えるに、黒字で資金に余裕があるのであれば買取の方が良いと言えます。
しかし、これは資金に余裕があればの話しであって、資金に余裕がないのであれば先々の資金繰りを考えてリースを選択した方が良いとも言えます。