2019年11月28日(米国現地時間)、約1年ぶりに『PHP』の最新版となる『PHP 7.4.0』がリリースされました。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
さて、まだリリースされたばかりなのでレンタルサーバーなどにも設置されていませんが、今日は『PHP』の最新版『PHP 7.4』をご紹介します。
PHPの最新版PHP7.4がリリースされる
『PHP 7』がリリースされてから約4年が経過しましたが、今回で4回目のフィーチャーアップデート版『PHP 7.4』がリリースされました。
(概ね1年毎にフィーチャーアップデート版がリリースされています。)
そして、『PHP 7.4.0』の新機能と改善は以下のように公開されています。
・クラスプロパティにおける型宣言のサポート
・関数定義を簡略化するためのアロー関数の導入
・制限された共変戻り値型と反変引数をサポート
・Null合体代入演算子をサポート
・配列内展開機能の導入
・数値理テラス区切り記号を導入
・弱い参照を導入
・_toString()からの例外を許可するように機能を変更
・Opcacheのプリロード機能導入
・一部の拡張機能をCoreから削除
・一部の機能を非推奨へ変更
といった感じです。
例によってパフォーマンスの改善も行われているようで、おそらく『PHP 7.3』までのものよりもパフォーマンスは良くなると予想されます。
残念なことは、『WordPress』での『PHP 7』の使用率はまだ約50%程度のようで、残りの半数は『PHP 5.6以下』のものが使われていることです。
現在の『WordPress』の要件は『PHP 7.3以上』となっていることもあり、早い段階で『PHP 7』への移行を検討してほしいものです。