Androidを搭載したスマートフォンにおいては、画面のロックを解除する方法として指でパターンを描く『パターンロック』というものも用いられています。

パターンロック

皆さん、こんにちは。

業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。

数日前、セキュリティ企業のESET(スロバキア)が、セキュリティブログの『WeLiveSecurity』において、Androidの『パターンロック』に関して『PINより安全ではない』という解説をしていました。

パターンロックよりはPINの方が安全?

ESETが行った解説は、他人が認証情報を入力しているところを肩越しに盗み見る『ショルダーサーフィン(ショルダーハッキング)』からスマートフォンを守る有効な安全対策の研究に対して解説したもので、その研究は、スマートフォンの画面ロックの解除に『パターンロック』と『PIN』とではどちらを用いるのが賢明か?というものでした。

結論から言えば、『PIN』の方が安全である確率が高いという答えになっています。

描かれるパターンを1回ののぞき見で見破られる確率は64.2%、複数回のぞき見された場合は79.9%にもなります。

ただし、このパターンを描く際の軌跡が表示されない場合には30%弱、見破られる確率が減少します。

一方でPINの場合、6桁のPINを1回ののぞき見で見破られる確率は10.8%で、複数回のぞき見された場合でも26.5%にとどまっています。

もちろん、PINコードもランダムなものになっていることが前提で、『123456』のようなものは論外的な話しになります。

より安全なもので安心を得るには?

これらの懸念を解消し、より安全なもので安心を得るには、やはり指紋認証などの生体認証を使って保護することが良いとされており、最近では顔認証や虹彩認証を搭載したスマートフォンも登場しています。

ただし、一部のスマートフォンでは『写真にコンタクトレンズ』を使って第三者が虹彩認証を突破できてしまった事例もありますので、実際の本人以外はロックが解除されないことを自身で確認するなどの注意は必要です。

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この記事を書いた人

  • 業務コンサルタント高橋晋吾
  • 1968年生 愛知県名古屋市出身 会計・給与・販売購買在庫・税金系などの業務システムを製造・販売する某上場企業の出身で、会計・IT・WEBを中心とした業務改善などを行う業務コンサルタント
  • 中小企業庁『ミラサポ』登録専門家/あいち産業振興機構登録専門家/名古屋産業振興公社登録専門家
  • (Publisher:TRILOGYFORCE.COM)

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