今年の税制改正において、個人事業者にとってマイナス材料となる内容が盛り込まれる可能性が出てきました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
平成29年度の確定申告が今日からスタートしました。
この申告には影響がありませんが、平成30年度以降の確定申告において、ある可能性が出てきましたのでお伝えします。
青色申告特別控除が縮小される可能性
今年の税制改正において、基礎控除額が一律10万円引き上げられる改正案が出ています。
これはプラスの要素なのですが、もう一つ、青色申告特別控除の控除額が、現行の65万円から55万円に引き下げられる改正案も盛り込まれています。
ということは、せっかく基礎控除額が10万円引き上げられてもプラスマイナスゼロということになってしまいます。
しかし、これにはどうやら例外がありそうです。
その例外とは、『e-Tax』による電子申告を行えば、青色申告特別控除は現行の65万円のままとなる可能性があります。
※ 紙による申告の場合、青色申告特別控除は55万円になる可能性があります。
その年分の所得税の確定申告書、貸借対照表及び損益計算書等の提出を、その提出期限までに電子情報処理組織を使用して行うこと。
というわけです。
所得税の確定申告は『確定申告書類等作成コーナー(e-Taxで電子申告)』、もしくは『e-Tax専用ソフト』から行えますので、まだ電子申告を行われていない個人事業者の方、今の段階から電子申告を行い、次年度以降スムーズに電子申告ができるよう、準備しておくことをお勧めします。