2月に見つかった新型の身代金ウイルスは、日本においては3月中旬から大量に出回り始めました。

発信元のIPアドレスを調べた限りでは、インドのムンバイから発信されています。

スパムメール

皆さん、こんにちは。

業務コンサルタントの高橋です。

先月中旬、私のところにも毎日海外からスパムメールが送られてきました。

件名には、『invoice』や『Payment』といった請求支払を思わせるタイトルが付けられ、それには必ず添付ファイルが付いていたのです。

不明な添付ファイルの顛末

これらの不明なメールの添付ファイルを開くと、パソコン内の文書や画像などが勝手に暗号で書換えされてしまいます。

その後、この暗号で書換えされてしまったものを解除するキーとの引換えとして、仮想通貨(実際にはビットコイン)での支払いを求められることになってしまうのです。

このようになってしまった場合、バックアップから復元してみたりセキュリティベンダーのツールを利用してみたりと、復旧を試みる手段はありますが、最悪の場合は身代金を支払っても復旧はできませんので、初期化してクリーンインストールするしかありません。

身代金の支払はしてはいけないということです。

不明な添付ファイルは開かない

一番重要なことは、不用意に不明なメールの添付ファイルを開かないことです。

何か資料が送られてくる予定があれば相手はわかっているはずですから、その予定もなく、かつ、相手が知らないところからのメールであれば無視して削除してしまえば良い話しです。

これらは、セキュリティソフトの迷惑メール対策を使えばある程度は識別できるように振り分けをしてくれます。

レンタルサーバー契約があるのであれば、レンタルサーバー側にて迷惑メールに対するフィルタリングをかけることもできます。

そういった事前の対策をしておき、それでもすり抜けて受信してしまった不明なメールに関しては、絶対に添付ファイルなどを開かず削除してしまうことを意識付けて下さい。

『なんだろう?』と不思議がってクリックしてしまった後の代償は、非常に厳しいものとなってしまいます。

現代はこういったものが常に付きまとっていることを意識・注意していればかなりのものは防ぐことが可能です。

今すぐ意識を変えてみて下さい。

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この記事を書いた人

  • 業務コンサルタント高橋晋吾
  • 1968年生 愛知県名古屋市出身 会計・給与・販売購買在庫・税金系などの業務システムを製造・販売する某上場企業の出身で、会計・IT・WEBを中心とした業務改善などを行う業務コンサルタント
  • 中小企業庁『ミラサポ』登録専門家/あいち産業振興機構登録専門家/名古屋産業振興公社登録専門家
  • (Publisher:TRILOGYFORCE.COM)

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