次期Windows10にSandbox

『Sandbox』、単純に直訳すれば『砂場』という意味になりますが、コンピュータセキュリティにおいての『Sandbox』は、外部から受け取ったプログラムを保護された領域で動作させ、外側の領域にシステムが不正に操作されるなどの影響を与えないようにする仕組みのことを言います。

Windows Sandbox

皆さん、こんにちは。

業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。

さて、Microsoftが『Windows Insider Program』のFastリングに参加するユーザーに公開したものによると、Windows 10 の次期バージョン『Windows 10 19H1』では『Windows Sandbox』という新機能が搭載されることがわかりました。

では、この『Windows Sandbox』ではどのようなことが可能になるのでしょうか?

Windows10 19H1でSandboxを搭載

冒頭で書いた通り、『Sandbox』というのは外側に影響を与えないようにアプリケーションなどを安全に動作させるための保護領域になります。

つまり、信頼できるかどうかわからないソフトを保護された仮想環境で試すことが可能となり、その外側にある通常の環境には一切影響を及ぼさないというものです。

『Windows Sandbox』の場合、終了すると仮想環境内で行われたすべての変更は失われる仕組みになっているようで、都度、使い捨てのような形で使用することができる環境となっているようです。

この『Windows Sandbox』を使うには『Windows 10 Pro』か『Windows 10 Enterprise』が必要となり、デフォルト(初期値)では無効になっていることから『Windowsの機能の有効化(無効化)』において『有効化』する必要はあります。

また、仮想環境にも工夫がされているようで、『Windows Sandbox』の場合においてはディスク容量を25MB足らずしか占有せず、実行時においても約100MB程度という軽量な環境となっているなど、リソースに対しても配慮されたものとなっているようです。

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