現在、Webにアクセスする際の暗号化通信の中心は『TLS1.2』ですが、既に『TLS1.3』に対応したブラウザやサーバも世に出ています。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
既に『TLS1.0』と『TLS1.1』は多くのサービスで終了がアナウンスされており、現在の中心は『TLS1.2』となります。
しかし、それよりももっとセキュリティ的に安全で高速なのは『TLS1.3』での通信です。
TLS1.3対応で安全で高速な通信が間もなく
『Google Chrome』や『Mozilla Firefox』など、主要なブラウザでは既に『TLS1.3』に対応済みですが、ホストとなるサーバ側の方は一部のサーバが『TLS1.3』に対応し始めた程度の状況で、多くは未だ『TLS1.2』の状態です。
この『TLS1.3』は『TLS1.2』に比べてセキュリティ面、速度面の両面にて改善されている『暗号化通信プロトコル』であるため、早い段階で様々なところで対応がされることが望ましいわけですが、ホスト以外にも少々引っかかってしまう可能性があるものがあります。
それはセキュリティソフトです。
多くのセキュリティソフトでは各Webサイト(ページ)にブラウザからアクセスする際の通信を保護する機能が付いていますが、その部分が未だ『TLS1.2』までしか対応していないものがあります。
そのような場合、よく閲覧する『信頼できる』Webサイト(ページ)が『TLS1.3』に対応しているならばそれをチェック対象から外して通信を行うしかありません。
おそらく、各セキュリティソフトの次のバージョンにおいては間違いなく『TLS1.3』に対応したものがリリースされるはずですから、もう間もなくで環境が整ってくるのではないかと思われます。