今の時代、パソコンにセキュリティ(ウイルス対策)ソフトを入れているのは当り前の話しではありますが、そのセキュリティ(ウイルス対策)ソフトが思わぬところで邪魔をするケースがあることをご存知でしょうか?
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
ある程度の方はセキュリティ(ウイルス対策)ソフトが原因でアプリケーションソフトを正常にインストールできなかった経験をお持ちかもしれません。
しかし、このセキュリティ(ウイルス対策)ソフトが原因となってしまう問題はそれだけではありません。
セキュリティソフトが原因で起こる問題
例えば、Windows 10などにおいては『Windows Defender』というセキュリティが標準で用意されていますが、通信を必要とするアプリケーションなどにおいては設定を変更したり、場合によっては一時的にファイアウォールを無効にした状態で作業をしないと前に進められないものもあります。
これはセキュリティ専門のメーカーが出しているセキュリティ(ウイルス対策)ソフトでも同じで、最悪は、一度それをアンインストール(削除)してみないとわからないというケースもあります。
細かいところで言えば、Google ChromeやFirefoxなどのブラウザソフトに用意されている拡張機能などに影響が出る場合もありますし、SSL/TLS証明書とセキュリティ(ウイルス対策)ソフトの絡みで影響が出る場合もあります。
先日、こんなケースに遭遇しました。
WordPressの本体更新やプラグインの更新において、『内部的には正常にダウンロードされて終了までたどり着いているものの、表示的にはダウンロード中で止まってしまっているように見える』というものです。
これ、結果的にはGoogle Chromeに拡張機能が加わった状態にて、セキュリティ(ウイルス対策)ソフト側に特定のWebサイトのSSL/TLS証明書がセキュリティ(ウイルス対策)ソフトに登録されていたことが影響していました。
こういったレアなケースもあったりしますので、パソコンにおけるトラブルの場合、一度はセキュリティ(ウイルス対策)ソフトが起因していることを疑ってみるのも必要と言えるでしょう。