財務三表とは、貸借対照表(B/S)・損益計算書(P/L)・キャッシュフロー計算書(C/S or C/F)
のことを言いますが、経営者の皆さんはそれら全てを見ていらっしゃいますか?
これら全てを見ることによって現状を理解することができます。
皆さん、こんにちは。
業務コンサルタントの高橋です。
小規模事業者の経営者に多いパターンとして、損益計算書(P/L)くらいしか
見ていないケースがあります。
良くないケースの場合、それすら見ることもなく、単に売上がいくら上がって
いるのか?黒字か赤字か?程度しか把握していない経営者もおられます。
しかし、それでは会社の現状は把握できません。
いくら売上が上がっていても、その売上債権が回収できていないことには資金化
されないため、会社の収支だけを見て安心していてはいけません。
貸借対照表(B/S)やキャッシュフロー計算書(C/S or C/F)も一緒に確認する
必要があります。
ざっくりな話しではありますが、貸借対照表(B/S)では会社の財政状態を表記
しているものですので、その時点での会社の診断書的な役割をしています。
しかし、この貸借対照表(B/S)だけではお金の流れを読み取ることができない
ため、キャッシュフロー計算書(C/S or C/F)を使ってそれを把握します。
キャッシュフロー計算書(C/S or C/F)では、売掛金などの売上債権の増加や
棚卸資産の増加、仕入債務の増加などの営業活動によるもの、固定資産の購入や
売却などの投資活動によるもの、借入金の増加や返済などの財務活動によるもの
から構成されており、ひと目でキャッシュの状態を把握することができます。
個人で例えると家計簿みたいな役割をしているものになります。
これら3つを全て見ていくことで、業績・財政状態・資金の流れを把握する
ことができますので、経営者であれば財務三表に関しては全て見るべきもの
であると言えるでしょう。