DNS prefetch(プリフェッチ)とは、ドメインの名前解決におけるDNS lookup(ルックアップ)を事前に解決しておくこと。これによって、外部ドメインを参照するリンクが多くある場合には速度改善に効果があるとされています。

HTML

皆さん、こんにちは。

業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。

インターネット上の多くのウェブサイト(ページ)では、さまざまなリンクが貼られています。

その中でも、Google MapsやGoogle Analytics、FacebookやTwitterなどのSNSとの連携がある場合にはそれぞれの個別のスクリプトファイルを読み込んでいます。

これらにおいて、実行に必要なアクセス先のURLを参照する際に『DNS lookup(ルックアップ)』が発生します。

そのため、外部との連携がある場合においてはホスト名とIPアドレスの変換が生じ、ウェブサイト(ページ)の表示にロスが生じます。

では、それはどのようにして解決すれば良いのでしょうか?

DNSプリフェッチで速度改善を図る

前述のDNS lookup(ルックアップ)における表示ロスを改善するには、DNS prefetch(プリフェッチ)を用いて改善を図ることができます。

ウェブサイト構築によく用いられる『WordPress』においても、バージョン4.6以降からはそれが実装されています。

では実際の対処法ですが、<head></head>内に以下のような記述を加えることになります。

(WordPress 4.6以降は自動挿入)

<link rel=”dns-prefetch” href=”//example.com”>

WordPress 4.6以降では、<link rel=”dns-prefetch” href=”//s.w.org”>が自動挿入されるようになっています。

ただし、この『DNS prefetch(プリフェッチ)』による対処は爆発的な改善を及ぼすことはありません。

また、デフォルトではHTTPSページでホスト名をプリフェッチしないとされています。

(Googleのサイトには未だDNS prefetch(プリフェッチ)の記述が残っていますが。。。)

私が試した限りでは、速度測定サイトにおけるスコアが+1~+3アップする程度ではありますが、ごくわずかな変化はありそうです。

現在、ウェブの高速化は軽視(無視)できない時代になっていますので、少しでも速度改善を望まれる方は一度試してみるのも良いでしょう。

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この記事を書いた人

  • 業務コンサルタント高橋晋吾
  • 1968年生 愛知県名古屋市出身 会計・給与・販売購買在庫・税金系などの業務システムを製造・販売する某上場企業の出身で、会計・IT・WEBを中心とした業務改善などを行う業務コンサルタント
  • 中小企業庁『ミラサポ』登録専門家/あいち産業振興機構登録専門家/名古屋産業振興公社登録専門家
  • (Publisher:TRILOGYFORCE.COM)

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