以前、『PHP5.6系パフォーマンスUp-2』という記事にて『APCu』と『OPcache』を使ったパフォーマンスアップに触れ、『WordPressの更新が止まる訳』という記事では『OPcache』がWordPressの更新に影響を与える可能性について触れました。

皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
さて、今日は過去にも一度触れ、かつ『PHP』で作られたアプリケーションや『WordPress』などの『PHP』を使ったツールを使用している方向けにはなりますが、『APCu』と『OPcache』に関してお伝えします。
APCuやOPcacheの導入で高速に
まずはおさらいです。
『APCu』も『OPcache』も『PHP』のアクセラレータで、『PHP』の処理を高速化してくれるものになり、『APCu』は『ユーザーデータのキャッシュ』、『OPcache』はコンパイルした『コードのキャッシュ』として活躍してくれます。
つまり、キャッシュに保存されたものを再利用する仕組みができあがりますのでパフォーマンス向上につながります。
以前は『PHP 5.6系』のパフォーマンスアップということでご紹介しましたが、当然ながら『PHP 7.x系』においてもパフォーマンスアップとして活躍します。
『PHP 7.x系』はパフォーマンス改善されているから不要と思うかもしれませんが、閲覧するユーザーからすればパフォーマンスがさらに良くなることは歓迎される話ですからメリットはあります。
実際に『PHP 7.x系』でそれらを使用した場合には体感できるほどパフォーマンスが改善されますので、使えるのであれば使わない手はないと言えます。
設定方法などは過去記事の『PHP5.6系パフォーマンスUp-2』を参考にしてみてください。
ただし、過去記事の『WordPressの更新が止まる訳』の最後に書いた通り、レアケースかとは思いますが『Opcache』が『WordPress』の更新に影響を与える可能性があるかもしれません。
そのような場合は『OPcache』を一時的にコメントアウトなどで外すか、『opcache_reset』を使ってキャッシュをリセットすれば問題は解消されます。