インターネットブラウザーであちこち閲覧していたら突然セキュリティ警告が出てしまった。
さて、このセキュリティ警告は本物か偽物か?

皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
先日、私の知人が突然電話をかけてきました。
内容は、『パソコンにWindowsのセキュリティ警告が出てしまってどうしたらいいかわからない。』というものでした。
悪質な電話詐欺への誘導
そこで、表示されているエラーっぽいものを読み上げてもらいました。
ALERT xxxxxxxxxx
Windowsセキュリティの重要な警告
Windowsセキュリティ&アンチウイルスサービスでエラーが発生しました。
お使いのシステムのオンライン診断結果
Windowsは、お使いのシステム上で可能な主要なレジストリの障害を検出した可能性があります。
詳細については、フリーダイヤル:03-XXXX-XXXXで、カスタマーサポートにお問い合わせください。
個人情報露出発生リスクの可能性
クレジットカード情報や銀行情報
電子メールのパスワード、その他のアカウントのパスワード
個人Facebook、Skype、AIM、ICQおよびその他のチャットログ
プライベート/家族の写真やその他の機密ファイル
ウェブカメラ、VPN、ウイルス、ストーカーによってリモートでアクセス
すぐに問題を修正し、データの損失を防ぐためにフリーダイヤル:03-xxxx-xxxxのWindowsサポートにお問い合わせください。
という内容のものでした。
これ、危険なウェブサイトを閲覧しようとしてリダイレクトされた先に表示されたものです。
そして、コンピュータの問題が生じたと思わせて電話をかけさせる『電話詐欺』です。
もっともらしいことは書かれていますが、フリーダイヤルなのに固定電話番号が表示されていることで直ぐにわかります。
あわてず冷静に対処
このような場合、パソコンに問題が生じてしまったと思って直ぐに電話をかけるなどの行為をしては絶対にいけません。
あわてず、冷静に対処することが重要です。
今回の場合、危険なウェブサイトからリダイレクトされたものであったことから、単純にインターネットブラウザーを閉じてしまえば終わりな話しですが、相手はパニックになるであろう閲覧者を狙ってやっています。
もしインターネットブラウザーが終了できなければ、タスクマネージャーを開き、インターネットブラウザーのタスクを終了することで閉じることはできます。
その後にインターネットブラウザーのキャッシュなどのクリアを行い、パソコンを再起動し、インターネットブラウザーでYahoo!の画面でも開いてみて下さい。
そこで何もエラーが出なければとりあえずはOKです。
また、このような危険なサイトに誘導されないためにも、危険なサイトをブロックしてくれる機能をもったセキュリティソフトを導入されることをお勧めします。