要件定義というのは、システム開発を行う際、顧客がシステムで行いたいことやそれに対する

要求事項などをヒアリングし、実装すべき機能を明確化していく作業のことを言いますが、

要件定義書はその内容を書面に書き起こしたもののことを言います。

エンティティ

皆さん、こんにちは。

業務コンサルタントの高橋です。

以前、開発ドキュメントを残す重要性という記事を書いたのですが、今回は少し内容を

掘り下げ、開発工程の一番先頭にある要件定義に絞ってお話ししてみたいと思います。

どのようなシステム開発においても、まずはクライアントがどのようなことを行いたいと

思っているのか?を、ヒアリングをしながらまとめていきます。

そして、それをシステム化するにあたって絵とテキスト文字にて表現し、設計段階に

入る前にクライアントと一緒にレビューというものを行います。

これは、クライアントと開発業者の間において、クライアント側としては要望している

ことが満たされているかを点検し、開発業者においてはヒアリングした内容に対する

認識が間違っていないかの点検を行う。

つまり、双方にとって間違いのないものであるかどうかを点検する作業になります。

従って、非常に重要な作業となり、タイトルで書いたとおり開発作業の要とも言えます。

では、これを行わないとどうなるのか?

言った言わないの世界に突入し、なかなか終息しない炎上プロジェクトに陥ります。

これはアジャイル開発でも同じことが言えます。

アジャイル開発は実際のシステムを作りながら確認作業を行っていきますが、

それにおいても双方においてコミットされたものは、後からまとまった段階で

ドキュメントとして残しておくのが一般的です。

この要件定義書を基に設計・製造の工程へ入っていくわけですが、それがしっかり

コミットされたものではない場合、間違った認識の基に設計・製造工程が進んで

しまうことになるため、結果的にトラブルに発展してしまうことになってしまいます。

そういったことにならないよう、この工程はしっかり押さえておくことが肝心です。

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この記事を書いた人

  • 業務コンサルタント高橋晋吾
  • 1968年生 愛知県名古屋市出身 会計・給与・販売購買在庫・税金系などの業務システムを製造・販売する某上場企業の出身で、会計・IT・WEBを中心とした業務改善などを行う業務コンサルタント
  • 中小企業庁『ミラサポ』登録専門家/あいち産業振興機構登録専門家/名古屋産業振興公社登録専門家
  • (Publisher:TRILOGYFORCE.COM)

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