街中に広がる無料のWi-Fiスポットは、今では地下鉄内でも利用が可能な地域も多く非常に便利な時代になりました。
2020年の東京オリンピックに向けて無料のWi-Fiスポットはさらに増え続けます。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行う業務コンサルタント、高橋です。
非常に便利に感じる無料のWi-Fiスポット=公衆無線LANスポットですが、便利になった反面リスクも伴っていることをご存じでしょうか?
公衆無線LANスポットでの危険性
カフェ・ホテル・駅・空港などを含め、街中のあらゆるところに設置されている無料Wi-Fiスポット=公衆無線LANスポットは、誰でも簡単にアクセスできるという利便性が優先されているため、非常に安全性に欠ける設定になっています。
これらをそのまま利用すると最悪どのようなことが起きるのか?
スマートフォンなどのモバイル端末から公衆無線LANスポットにアクセスしている間中、通信を盗聴される危険性にさらされていることになります。
理由は、利便性を優先していることから通信の暗号化が行われていない、もしくは暗号化が非常に軽微なものにしかなっていないことにあります。
その顛末として、最悪はFacebookなどのIDやパスワードが盗まれ、それを利用されて乗っ取られてしまうといったことや、重要な情報が盗まれてしまうといったような被害にあう可能性があります。
Wi-FiスポットでのVPN活用
無料で公開されているWi-Fiスポットにリスクがある以上、選択肢としては2つになります。
1.絶対に無料のWi-Fiスポット=公衆無線LANスポットを使わない
2.自衛手段を講じる
このどちらかになります。
しかし、前者の選択肢はなかなか取りづらいものがあるかもしれません。
(この自己ルールはあまり現実的ではないと考えられる。)
となると、残るは自衛手段を講じることになるのですが、そこでお勧めしたいのがVPN(Virtual Private Network/仮想プライベートネットワーク)サービスの活用です。
このVPN、簡単に言えば第三者が侵入する事のできない、暗号化された安全なネットワークを構築することができます。
(企業における拠点間接続にはよく使われています。)
また、個人として考えるとVPNはネットストーカー対策にもなります。
VPNサーバーを介してアクセスしますので、簡単に言えば、日本に居ながら海外からアクセスしている状態にもできますので、アクセス元が割り出されにくいと言えます。
営業マンが外出先で無料のWi-Fiスポットにアクセスし、悪意のある第三者に情報を盗まれてしまったというケースもありますので、それらを守るにはVPNを活用するのも1つの手です。
(実際に筆者である私もVPNサービスを使っています。)
仕事であってもプライベートであっても安全であることは非常に重要です。
この機会に是非VPNの活用を考えてみてください。
追伸:以前に『セーフブラウジングを行うには』にてVPNのご紹介をいたしましたが、少々伝わりづらかった面もあり、今回はWi-Fiスポットの活用を視点に書かせていただきました。