通常のコンピュータの場合は『0か1』を使った『ビット』で情報を扱いますが、『量子コンピュータ』は『0と1』を並列使用する『量子ビット』で情報を扱います。
皆さん、こんにちは。
業務改善を行うIT・業務コンサルタント、高橋です。
Google(グーグル)は昨日(米国現地時間)、『量子コンピュータ』を使い、最先端の『スーパーコンピュータ』よりも高速で計算する成果を出したことを発表しました。
量子コンピュータがもつ超絶計算力
メディア報道を見聞きして驚きを感じるとともに、少々想像がつかない結果が出ています。
計算速度において『量子コンピュータ』が『スーパーコンピュータ』を超えたことは驚くべきことではないですが、Google(グーグル)の発表によると『最速のスーパーコンピュータ』で1万年かかる計算を同社の『量子コンピュータ』はたった200秒で解いたということです。
あまりにもかけ離れた過ぎていて想像がつかないと思いませんか?
このGoogle(グーグル)の発表に対してIBMは以下のように反論しています。
スーパーコンピュータで同じ問題が2日半で解けた。Google(グーグル)は大げさだ。
仮に1万年が2日半だったとしても、相当大きな差ではないでしょうか。
1分=60秒、1時間=3600秒、1日=86400秒、2日半=216000秒になりますから、200秒と2日半を比べても1080倍(1/1080)の速さということになります。
これを1万年としたならば、1年=31,536,000秒、1万年=315,360,000,000秒...
1,576,800,000倍(1/1,576,800,000)の速さ...
想像がつがないです。
この発表にビットコインなどの『仮想通貨』の相場が急落しました。
これらの仮想通貨で使われている暗号化技術の安全性が保証されなくなる警戒感が広がったとみられているそうです。